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オフ会から考える構造変化
土曜日に名古屋を出てツイッターのとんがりチーズモンブランオフ会に参加するために東京都中央区銀座まで行ってまいりました
元々ラジコン系出会い系ページを運営しておりました私はインターネットの書き込みでしか知らない人たちとお会いすることはもう13年ほどやっているわけで珍しいことでもないのですが
しかしここ数年では変化が多くなったと思うのです
13年ほど前はまだ個人ホームページ全盛期、お相手のことはその方のページなり掲示板に書いてある内容をみないとわからなかったわけです、だからお会いしてからも自己紹介が長かったように記憶しておりますが、最近のオフ会は顔と名前だけ一致すればいつものツイッター上での会話の延長線上にあるお付き合いみたいになるわけで
これは当たり前と言えば当たり前、普段から機能や使い勝手がよくなったコミュニケーションツールを使ってコミュニケーションを取っているわけですから顔を合わせたからといってそのコミュニケーションの内容が変わるわけでもなく、つまりネット上でのコミュニケーションが13年前に比べて格段に濃くなっていることの証明でもあるわけですね
この感覚がわからないとネットで選挙だとかネットで仕事なんてできないわけです
ネット上では既存の肩書きも名前も通用しない人が多いわけで、全国的な有名人は別としてですよ
中小企業の社長でも、MMOやってる廃人でも、相場を眺めているだけの人も、普段は子育てをしている主婦も、みんな同じ土俵でどれだけ面白いことが言えるのか、どれだけ深イイ話ができるのかを競っているわけです
その中で趣味や感性の合う人が会って飲もうかという話になるわけで、年齢差も性別も関係なく最後には人間性だけでの付き合いになるわけです
ネット上では女だというとナンパ目的の人が多いからと男性に扮している女性もいるみたいで、会ってみて始めて女性だったということもしばしばあるのがこの世界の特徴の一つ
私のように個人情報をバンバン公開している人も珍しく、中には最後まで名前も年齢もわからぬままお別れする人も多いけれどもそれもまた特徴の一つ
結局そんなものはいらないわけで、集まってみんなで楽しくすごせればいいだけですからね
それは仕事?遊び?
人と広く薄く付き合うにはいいツールだと思います、これをきっかけに深く仲良くなることもあります
ただ効率よく仕事の営業相手を見つけたいというガツガツした人間はネット上の交流でもリアルな交流でも嫌厭されるのは同じことですから、ネット上のコミュニケーションツールを使って仕事が広がるかと言われても ねえ
仕事中にツイッターばかりやっている社員がいたとして、悪いのはツイッターを使える環境ですか?それとも就業時間中にツイッターをやっていてもわからない会社の環境ですか?それとも給料を貰える時間に仕事をしていなくても悪いとも思わない社員の社会常識のなさですか?
とある会社さんのお話
会社から株取引をしている社員がいるということがわかり会社のネットワークから株取引ページに飛べなくしたところ、今度は社員が一斉にパソコンを見なくなり代わりに携帯をピコピコいじるようになったという、これ本当の話です
話が大きく脱線しそうなので軌道修正
インターネットとは時間と距離を越えるための道具に過ぎません
しかし人間関係とは不思議なもので、相手とのコミュニケーションを深めれば深めるほど会いたいと思うんです、これはきっと本能の部分なんでしょうね
わざわざ時間を掛けて距離を移動して会ってお話をしたいと思うんです
会えない時間が愛育てるのさ、とだれかが歌っておりましたが愛が育っているかどうかは別として最後は会ってお話をしたいなと思った結果がオフ会という話になるわけですね
出会った人たちがどうなるのか、そんなのわかるわけないじゃないですか
人類の歴史の中で出会いは無数にあったけれども、どの出会いも無駄じゃなかったと思えばこれほど簡単に知らない人同士が会えるっていうのも楽しいと思いませんか?
一言でオフ会と申しますがコミュニケーションの根本に関わる変化だと思ってください
コミュニケーションのツールが変わってきているのだからコミュニケーションの取り方も変わってくる
コミュニケーションの取り方が変われば仕事の仕方も、生活の仕方も、政治のあり方も当然変わってくる
今まさにじわじわとIT革命の波に飲み込まれている途中なんですが、お気付きですか?
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