© 愛知・名古屋・小牧のしゃべれるIT屋さん DGR Works All rights reserved.
なぜIT化が必要だったのかを考えなおせ!
経営というか、組織を動かすに当たってまず理想を元に目的を立て、それを遂行しなければ意味がない
よくあるのがどこかのIT化講習を受けて感銘を受けたワンマン社長が
「よーし、我が社もIT化だ!」
とばかりに突っ走り、わけのわからない設備投資を一杯しているという事例だ
確かに現場は業務を変更したくないという力が強いので新しい方式や新しいシステムなどにかなりの拒絶反応を示すのだが、かといってIT化することを目的にゴリ押ししてはまったくの意味もないわけだ
何のためにIT化が必要なのか?をわかりやすく説明すればいいだけのことなんだけどね
ITというが、それ以前の会社も結構多い、情報処理という段階の会社さんね
情報、この場合は見積もりや請求書などを溜め込んで集計するだけのことすらできていない
たとえ多少IT化されていても日報をエクセルで作ってはいるがそれは上司が目を通してファイルサーバーに置いて置くみたいなもったいない使い方をしている
入力→アーカイブ(処理)→集計(出力)
という流れを見てもらえばわかるのだが、IT化というかシステムを導入するってことはこういうこと
入力部分をIT化が進み別に事務員さんが打ち込まなくても各社員が打ち込むことができるようになった
そのデータを蓄積しておいて、管理者がリアルタイムに集計出来る画面が見れる
これだけでどれだけの業務が効率化できるのか、脳内でイメージできないのならば導入なんてしなくてもいいということ
それ以前にやることはたくさんあるってことだからね
経営者は意外と現場任せなところがあって、本当に現場の処理を知らないことも多い
また人事査定のシステムがおかしくて、非効率なことをしている社員をなぜか優遇していることも多い
取引先にやさしいという名目で明確なルール意外のイレギュラーな処理を繰り返せば当然フォーマット化しにくくなり、独自の処理を事務員に強いる、だからその事務員は優秀だ みたいなの
その人以外には出来ない処理というのは危険です、ミスも出るし、出ていても気付き難い
集計を依頼してもその人が「今は忙しいの!」と言われると出てこない、多分嘘じゃなく本当に忙しいんだろうね
で、よく出てくるのがこのイレギュラーな処理をシステム化できないか?という相談
できるわけがない、だってイレギュラーなんだもんw
例え出来てもそんなの使わないし、使ったとしてもどれだけ頻繁にバージョンアップしなきゃいけないことか
それよりも業務自身をシンプル化することを考えなさいと常に言うのです
IT化とは、業務を楽に遂行するための道具にすぎない
社員が楽をしているのを悪いという経営者がいる、アホすぎる
社員に何を期待しているのか?と問えば業績を上げることだろう?と
目標がないから楽をしているならまだ上があると思うのだろう、だがしかし冷静にマーケティングなどの分析をして目標がわかっていればそんな無茶追いはしないはずだ
無茶な追い方をしたら組織は疲弊する、不満もたまる、いいことなんて何もないのになぜかそれをしたがるんだ
IT化をして無駄な事務処理から解放された事務員さんが、電話の応対が丁寧になって得をするということをなぜ理解できないのだろうかと
IT化をして無駄な書類仕事から解放された管理職が部下と円滑にコミュニケーションを取り和気あいあいと仕事に臨む姿を見てこれこそIT化のメリットだとなぜ理解できないのだろうかと
そのくせアイデアを出せとばかりに強要する、それは経営者であるあなたの仕事です!
仕事をしているというための仕事をなくすのがIT化です、でもまだ経営者の脳みそから変えていかないとせっかくのIT化も無駄な投資になりかねませんよ
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。