© 愛知・名古屋・小牧のしゃべれるIT屋さん DGR Works All rights reserved.
iPhone4SにAI機能が付いたことへの評価
ライバルOSがAndroidと名前を付けていながら、それを逆手に取ってiPhoneが先に「アンドロイド」を作ってしまったという
そういう意味でも笑うところかも知れないが、実際にこのAI機能搭載の意味は大きい
これはAppleがスマートフォンの形を提示したという演出なのだから
そもそもよく聞かれることに「スマートフォンって便利?」とか「スマートフォンって何?」みたいなこと
そう、世の中の人口のほとんどの人はスマートフォンなんて必要ない人ばかりなのだ
それなのにブームになったから興味を示したり、スマートフォンを使わなきゃ時代に遅れると思ったり、いろんな動機でスマートフォンだらけになったこの世界
元々携帯販売店を経営していた私にはよくわかる、携帯業界は特に一方向に流れ始めたらその流れが絶対的になる業界なのだ
機種と色、このブームにどれだけのメーカーが泣かされ、どれだけの機種が大赤字在庫処分をしたことか
話がそれるところでした、つまりはほとんどの人は今まだ現状のスマートフォンなど使いこなせる状況にないことだけは確かなのだ
ではスマートフォンとは何か?
毎回書いていることなので過去記事読んでいただく前提にて割愛したいところだが、つまりは持ち歩ける情報管理端末ということだ
写真や映像や音声などのデータを収集、発信する道具であり、持ち歩いているのでスケジュールを管理するツールでもあり、さっと検索したいなどの情報検索ツールでもあり、動画や歌を聞いたりゲームをしたりして時間つぶしをしたり、TwitterやFacebookなどで交流を深めたり、地図を確認したり
これらを大まかな言葉で表せば「秘書機能」と言えないだろうか? ということなのです
だから今回、Siriの音声認識や気の利いた切り返しなどが話題になってますが、そんなことはただの「秘書」を演出しているだけであって、本質は
スマートフォンとは携帯秘書なんですよ!
っていうアピールをやらかしたってことです
これってものすごいことですよ、スマートフォンってなに?って思っている人から、スマートフォンを使いこなしているはずなのにいつのまにかスペックばかりを追ってしまいがちなマニア層にまで、すべてにスマートフォンの定義をしてしまったんですから
データ作成や入力などはPCやタブレットでやってください、スマートフォンはそれらすべての管理をし、提案までするだろう秘書になりますよっていう宣言の端末なのです
ところが、液晶が小さいだとか、今更デュアルコアなのかとか、どうでもいいことでがっかりしちゃってますよね
そこが製品の本質ではないのに です
さて、周囲のスマートフォンを見回してください
iPhone4S以外にそういう機能の付いた端末はありますか?
実はあります、端末というかサービスですが、今はガラケーと呼ばれ、まさに絶滅危惧種になってしまっているドコモの携帯にはiコンシェルというサービスがありました
通勤路が渋滞であれば渋滞ですよと教えてくれて、電車だったらダイヤの乱れなどを教えてくれて、雨降るかもと傘持っていくように教えてくれた羊の執事
演出がちょっとヘタだったのかな?
ドコモのCMには堀北真希さんだとか渡辺謙さんだとかがまさに擬人化で執事としてユーザーをサポートしているのに、端末メーカーではないのでそこまでの機能を実装し、トータルサービスとして展開できていなかったのが残念なところですね
日本人としてちょっと残念に思う次第です
いつまでたってもスマートフォンは電話なの?という環境では仕方ないかもしれません
日本が遅れているとか、日本人がダメなんじゃないんです、スティーブ・ジョブズがすごい人なんです、だってこういうITと呼ばれるモノを創りだした人なんだもん
ああいう人が次現れるかどうかわかりませんが、どこの国でも構いません、どうせ時間と距離を超えるのがITですから、ただそれを感じて活用できる経営者は日本にもっと必要なのかと思います
そういう意味で、経営者の皆様に改めて問います
スマートフォンってなんですか?
いろいろ使ってみた感想を今度お酒飲みながらお聞かせいただければと思います
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。