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インフラとしてのIT(ICT)
そもそも自分の専門は何かと問われると難しいのですが
IT(ICT)と言ってもその活用方法や使う方々にとってそれはもうまったく違うモノであります
個人的にはITと物流と地域振興という大名目と、コミュニケーションの変化などという少名目が個人的には専門の分野であると自認しておりまして、インターネットを使った広告告知などはあまり主たる業務ではなかったりするのですが、どうしてもIT活用というとこういう広告告知手段としての活用を求められるのでご提案をさせていただくこともしばしばなのです
コミュニケーションの変化などはこのブログでも度々SNS論などとして発露しているので今回は大名目の方となりますが、つまりインフラとしてのITということです
なんのことはない、電話がそうです、電波を使ったテレビやラジオがそうです、通信技術の発展はつまり人間の行動範囲の広がりを意味します
当然情報だけが広がっても人間の行動範囲は広がりません、道路を整備し、乗り物の進化によりその行動範囲は物理的にも広がらなければなりません
わかったような、わからないような、そんなお話が実は専門であったりします
なぜかと言えば私、出身が工業高校の電子化という、通信技術を勉強する科出身でして、狼煙や伝書鳩の時代からというのは大げさですが、通信技術の勉強をしていたわけです
しかし当時はなぜパソコンと通信技術を同時に教えているのか、まったく不明でした
当時から情報処理という言葉はありましたが、まだ電話線にカプラーやモデムを接続しないとパソコンで通信などできない時代です
携帯電話だってとても携帯できるような大きさではないように思える代物でしたし、無線機などそれこそ高校生には高級品すぎてとても手にできる物ではありませんでした
個人的に勝手に「蓄積された情報を自動処理するのに優れているからパソコンが情報処理という分野なんだ」と勝手に思っておりましたが、その後自衛隊に行き、司令部内にてパソコンが普通に通信回線とつながって動いている場所にいるとあっさり自分の勝手な思い込みが間違いであることに気付くわけです
ちょうどその頃、世の中ではパソコン通信なるものが流行しておりました
今のインターネットと比べると比較にならないくらいの人口で、通信速度で、しかしやり取りされている内容の濃さから一気にその魅力にとりつかれたわけです
まだ通信費用も高価であったこと、知識層の楽しみであったことなどもあり、無駄な雑談や冗談を投稿できるような雰囲気ではありませんが、そこには確実に知識が詰まっている、まさに通信回線による距離と時間の概念を越えた情報集積とその集積された知識の検索、収集ということを体感したわけで、あの感動は今でも忘れられない出来事です
携帯電話の普及、これも大革命を起こしました
とくに個人的には携帯電話の販売にて独立もしたので思い入れも強いのですが、青春時代に電話を個人で持つということの意味は男女関係の進展に非常に重要なことであり、それまでポケベルに必死で数字でやり取りしていたのが普通に会話ができるようになったわけです
しかし、男女関係の発展に物凄く有利に働くはずだった携帯電話が普及した世代の結婚率は上がりませんでした、というか私もそれを引き上げていない一人なのでここは自粛いたします
ただ今までは家が常設していた通信インフラがついに個人の手に渡った、感動の瞬間でもあります
携帯電話の普及後、インターネットが始まります
インターネット初期などはパソコン通信の比ではないくらいにしょぼいモノでした
しかし携帯電話にて通信インフラは個の時代を迎えています、当然インターネットでも個の時代が始まるわけです
個人ホームページ+無料掲示板という全盛期がやってきて、大規模オンラインゲームサービス開始、ブログブーム、インターネット通販ブーム、SNSブームまさにITと言えばインターネットのことを指すほど現在の通信技術の主役はインターネットであります
ではそのインターネットってなんだ?ということです
10年前ならこの題名だけで2時間の講演が大盛況でした
インターネットというのは今までの通信技術の総合格闘技みたいなモノなので、人によっては連絡手段であるし、人によっては報告手段であるし、人によっては広告手段であるし、人によってはテレビや新聞の代わりであり、人によってはなくてはならない集計道具でもあるのです
わかったようなわからないような ですよね
文字も画像も音声も映像も何でも送れちゃう魔法の通信技術
そして今まさにスマートフォンとタブレットPCの時代がやってきました
先日Appleが始めたiCloudというサービスはこれらスマートフォンやタブレットやノートパソコンやディスクトップパソコンを見事につないでしまう個人が使える魔法の通信技術です
今はまだ対応アプリケーションが少ないので???と思っているかも知れません
Apple製品ではなくWindowsパソコンをお使いの方も多いのでそこまで便利ではないかも知れませんが、今まであったクラウドというサービスの集大成になるサービスの開始です
私が高校生時代、パソコンがまさか通信技術につないで使うモノだと思いもしなかったように、まだピンと来ない方も多いかと思いますが、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、ディスクトップパソコンなどは繋がれて共有しあって初めて効果を発揮するツールの集合体なわけです
スマートフォンが情報を収集し、また速報を眺めるツールであり、タブレットは持ち出し方情報分析であり、共有ツールであり、ノートパソコンは前線にて機動性を発揮するヘッドクォーターであり、ディスクトップパソコンはそれらの集積地である大規模集積装置であり、さらには高性能を生かした処理工場でもあるわけです
これらが無条件で繋がり個性を発揮してこそ意味がある
ちょっと熱くなりすぎましたので話を元に戻しますね
とある村が農業製品を道の駅で販売することになりました
当然村はお年寄りばかりですが、販売速報は必要となります、売れてなくなっていたら補充しなければならないし、売れてない場合は値段を下げなければ死活問題だからです
最初はFAXでリクエストがあった時に送るようなCTIシステムを使いました
しばらくしてパソコンを導入してもらい、インターネットで集計を見られる画面を作りました
そして今は?
驚いたことにiPadで集計画面を見ているそうです
お爺ちゃんお婆ちゃんにしてみたら「パソコンよりわかりやすい」ということで大好評だそうです
また、医療機器としてのスマートフォン活用事例もあります、もしもの時にはこのボタンを押してくださいということで、そのボタンを押すと救急車が飛んでくるようなシステムを用意している自治体もあります
情報だけでは価値がない、そこに物流(救急車は物流と呼んでいいのかわかりませんが)が絡んでお金が発生して初めて意味を持つ
言葉の意味は難しいかも知れませんが、情報技術の進化と共に生活も変化しているわけで、これらのことをスムーズに提案し、普及させていくのが実は本業だったりするわけです
今じゃド田舎に住んでいたって本土に住んでいればAmazonが届けてくれますよね?
これもITと物流と決済機能のおかげです、だから田舎暮らしでも都会と同じ商品が同じ価格で買えるわけです
まさにインフラとしてのITですね
ちょっと長くなりましたが、こんなことを提案したりお話したりして、結局お金になるのはホームページの改変だとかそこら辺の作業費しかないという、わけのわからない商売をしているわけです
ご興味の有る方は講師料の発生する講演会にでも呼んでいただけると生活費の足しになって嬉しい限りです
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