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タブレット戦略とはハードウェアじゃない、ソフトウェアの話だよ
スマートフォンやタブレットPCが普及するに連れてどこがどれくらいのシェアを持っていて、日本企業はその中の何位だとくだらない話ばかり
10年ちょっと前にあれほどあったIT系企業とやらはすっかりこの流れに乗れておらず、面白いサービスを提供しているのはアメリカの企業がほとんど
情けなや
今起こっていることのひとつに、ソフトウェアの開発について、どういう形での開発がいいのかということがある
Appleは自社で端末からOSまで供給しており、開発の主軸をiOSアプリ中心に据えようとしている、これは乱立するブラウザ規格やCPUパワーを食いまくるだけ食いまくって肥大化してしまったFLASHで開発運営するより安価だからと踏んだからだろう
一方でGoogleはChromeを中心にブラウザアプリ、もしくはWeb系アプリと呼ぶべきか、この路線で行っている
Adobeは、まあFlashAIR中心に行かざるを得ないだろうが、その代表アプリであるTweetDeckを使っている身としてやはり重さが気になるんだな
これら何かといえばJAVAからの流れ、つまりプラットフォームが違っても同じ言語で開発できないか?という問題の再燃である
統一端末、統一OSであればコストが当然安いというApple
プラットフォームが違ってもWeb系アプリならなんとかできるというGoogle
JAVAの妄想を引き継いだ形なのかどうか、イマイチわからんAIRを推し進めるAdobe
結局JAVAが各プラットフォームの最大公約数的意味合いしか持たずに、それらの特徴を一切無視した結果、アプリケーション開発の主役にはなれなかった悲しさを忘れてはいないだろうか?
WindowsユーザーはWindowsの一部としてアプリケーションを使いたい、ついでに軽く動作して欲しい、だからJAVAは表立って動くアプリケーションとしては人気がなかったわけだが、FlashAIRも同様に人気はでないかもしれない
Appleはいつものごとく、ある程度イノベーション期を終えれば囲い込み期に入り、そして閉鎖的なコミュニティを形成して終わる可能性が高い、とはいえ単一端末、単一OSでの開発コストの安さは正直魅力ではあるし、iPhoneのシェアはバカにできないくらい大きいので今回のヒキコモリ戦略はひょっとして功を奏するかも?という期待感を醸し出している
もっともイケてるかもしれないGoogleなのだが、結局のところキラーアプリがみつからない、Googleのサービスはどれも便利ではあるのだがGoogleでないとできないか?と言われるとそういうわけでもないわけだ、つまり決定打がまだないんだな
そういう意味ではAppleとGoogleはお互いに対局側にあるかもしれない
マニアを囲い込むAppleと、広大な範囲のアプリを大人数に提供しすぎて囲い込みきれないGoogle
さて、冒頭にも書いたが、この中に日本企業の名前がないのはなぜだろう?
IT系企業とは名ばかりで買収ばかりを繰り返し、金融系企業となってる企業ばかりだからじゃないか?
大量の資本を結局研究開発に使わずに買収にばかり使った結果、この10年で取り返しのつかないくらいの技術的損失が出ているような気もしなくもない
さらにはマスコミも技術音痴ばかりで、結局は端末シェアの話にしか興味がないらしいのでだれもそこをつつかない
結局ITってなんだったんだ??っていうのが正直なところじゃないだろうか
アメリカの下請としての日本、こう揶揄される縮図がここにあるのにそれを嬉々として受け入れているようでは情けない
技術大国日本という言葉の技術とは、アメリカのビジネスモデル下の下請をやれる程度の技術ということなのか?それなら今は韓国や台湾も、そして中国も立派な技術大国なのだけれど
話が大きくそれそうなので本日はここまで
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